着物・・・市松地紋の染訪問着(作家物)
帯・・・西陣長嶋成織物の羅紋袋帯
はじめまして。
着物心を運営するkazumiです。
突然ですが
あなたは、「コーディネートに自身がある人」こそ痛い人が多いことを知っていますか?
目次
コーディネートに自信がある人こそ要注意
「着物と帯のバランスもバッチリ」
「小物の色もトータルでコーディネートされてて素敵」
「本人の雰囲気にマッチしていておしゃれ」
なのに、後一歩が足りなくてとっても残念な場合があるのです。
おしゃれに必要な条件は揃ってて一見おしゃれだけど見る人が見ると「ダサい!」そんな場合です。
でもこれって着物通の人にしか分からないことで、おしゃれなのに着物通でない場合は、本人すら気づいていない後一歩なのに残念なコーディネートになってしまいます。
着物のコーディネートがおしゃれな人と着物通は
- ただのおしゃれな人
- 着物通でおしゃれな人
どちらに魅力を感じますか?
下のチェックポイントに当てはまる人は要注意!
- 色も文様も含めてトータルコーディネートには自身がある
- 使われている文様の意味や使って良い時期なども熟知している
- 帯と着物の※格も分かっているから大丈夫
- 帯と着物の種類も分かっているから大丈夫
- 着てる着物と帯の産地(どこで作られたか)はわからない
- 着ている着物と帯の作られる技法は知らない
- 着ている着物と帯ができあがるまでの工程は知らない
- 着ている着物と帯が作られるまでの歴史(ルーツ)は知らない
- 着ている着物と帯の第一人者や代表的な作家は知らない
などなど、特に長年着物業界にいるプロの方、心当たりは無いですか?
着物の場合は、着物の「種類」「文様」「紋の数」「帯との組み合わせ」など様々な違いで格が変わってきます。
洋服では起こらない・・・着物に限って、なんでこんなことが起きてしまうのかと言うと。
着物には、「産地」「工程」「技法」「作者」「伝統」「使われている物」などおしゃれに欠かせない多くの「魅力」「価値」が存在するからです。
着物に対するおしゃれを色や柄(文様)など、目に見える所でしか価値を見出していない人はおしゃれだけど着物通ではない!
だから、わかっている人から見ると「ダサい!」になってしまうのです。
後一歩なのに残念・・・・・。
着物のおしゃれには正解がある(誤解しないで!)痛い人とは?
着物をファッションとして楽しむ現代は、「おしゃれ」であることは大切な要素の一つ。
おしゃれは非常に感覚的に捉えられがちで、感性はひとそれぞれ、着物選びやコーディネートに正解なんて存在しないのではないか? と思っていませんか?
答えは
あっ!でも勘違いしないでくださいね。
ここで言う、着物のおしゃれの正解とは、
「この季節はこの着物を着て」
「この場所にはこの帯を合わせて」
「この着物にはこの帯しかだめですよ」
というような、いわゆる「着物のルールや格やマナーを守ってください」と
どちらかと言うと、着物はもっと自由で個性的で構わない!
ですが、自由にとか個性的にって言われると余計に正解がわからなくなるものです。
着物の歴史をたどると、
縄文時代には髪飾り・耳飾り・胸飾り・腕飾りなど今で言うアクセサリーを付けておしゃれをしていました。
昔のおしゃれは、性や身分を区別する目的もあったのですが、ファッションとしての概念は常に体系化されてセオリーは存在してました。
着物の柄には「おしゃれな人」が着たことで、名前の由来になった物がいくつも存在します。
この柄は江戸時代中期に、
現代の着物通に人気な吉野間道は、江戸時代初期に
全ては、おしゃれな人が発端で流行りや
仮に体系化されていないのであれば、なぜ「おしゃれな人」が存在するのですか?
感覚が人それぞれならば受け取る感覚も十人十色で、誰もが認めるおしゃれな人はいないはずです。
しかし現実は、
「あの人は着物通でおしゃれだよね」
「あの人みたいな着こなしをしたい」
という共通認識があるわけです。
そうです。
「着物は自己満足」
「ファッションは人ぞれぞれ」
「自己表現だから自由でいい」
確かにそれも間違いではありませんが、ほんとにそれで満足ですか?
せっかく着物を着るのなら
- 日本文化や染織技術を大切にした装いをしたい
- 現代的なのに伝統的技法が取り入れられた物を着たい
- 着物から色々な日本文化を学びたい
- 着物を着ることで自分自身も成長したい
- 見る人が見ても褒められるような物を着たい
- 自分の装いが誰かの幸せに繋がると嬉しい
と、着物を着ることで今よりもっと素敵になりたい!と思いませんか?
少なくとも、「ダサい!」だけは避けたいですよね。
「おしゃれ」であることのメリットはいくつもあります。
- どんな場所でも気負うことなく背筋を伸ばして出歩ける
- 出先の待遇が違う
- 印象が良くなる
- 圧倒的な自信がつく
洋服より着物でおしゃれになる方が、より実感できます。
だって、世の中着物を着ているだけで「なんか素敵」扱いされる時代で、プラス堂々と着こなしてるんですもん。
おしゃれでいることは、得しかありません。
だけどそこには、大きな問題が1つ!何度もクドいけど(だって一番大切だもんW)
おしゃれな着物通とは?
おしゃれな着物通とは、ズバリ!
例えば
- この色や、柄(文様)はどういう工程や技法で付けたの?
- 色や、柄(文様)は誰があみだしたの?ルーツは?
- 着物や帯の種類どこの産地で、どんな人が作ったの?
- 着物や帯の種類はどういう工程や技法で作ったの?
- 格やマナーは何を根拠に誰が決めたの?
などなど、着物が自分の手元に来るまでのルーツに価値を見出し、そこにも重点を置いてコーディネートをしてい人です。
どこまで深くこだわってコーディネートをしているか?こだわりが半端なく深い人は、ただのおしゃれな人とはやっぱり違います。
わー、そんな所まで知ってるんだ!研究心が半端なくて尊敬する!
って、なりますよね。
そして、そのこだわりを聞くか聞かないかで、見た目のイメージも断然変わります。
同じ青色でも、科学染料を機械染めしたものか、天然の植物から手染めしたものかで全く捉え方が違いませんか?
そういう所にこだわれば、こだわるほど着物にも詳しくなるので、
「あ、この柄や付け方は去年流行ってたよね」
「この着物は以前からあるよね」
など、おしゃれの流行りにも敏感になり自然に、今どきのおしゃれな着物通のコーディネートができる訳です。
着物は一生物は嘘!
着物業界あるあるで、
「着物は流行りが無いから一生着れる」
の売り言葉。
そんなことはありません!と断言できます。
着物にも確実に流行りは存在する。
なぜなら、着物もファッションである以上、作り手さんも
「もっと良いものを」
「もっとおしゃれなものを」
と、
だってそうでしょう!いつまでも昔に流行った柄や色使いのまま着物を作り続けたら、現代の日本の景観に合わないから「何か古臭さが・・・」ってなりますもん。
町を歩く人の服装も、髪型も、メイクも、建物も、車も、目に見えるも全ては日々進化してるのに着物だけ変わらないのに素敵!なんてあり得ないですよね。
着物も色使いや柄が現代にマッチしてておしゃれでカッコ良い!と世間に認識されないと、生き残れませんからね。
「着るのが難しい」
「動きが制限されて生活しづらそう」
など、ただでさえマイナスなイメージがあるのに、「それでも着たい!」と思われるような価値を見出さないと衰退していく一方で、作り手さんも必死ですよ。
洋服で例えるとわかりやすいですよね。
去年の秋の流行色は臙脂(えんじ)だったけど、今年は辛子(からし)が流行ってる。
って、人々が感じる「流行り」は毎年変化していきます。
洋服ほど変化の速度は早くないけど、確かに着物の世界でも色や柄には流行りは存在します。
- 同じ柄(文様)でも、ひと昔前と今の見せ方は全然違います。
- 同じ色でも、ひと昔前と今の配色の仕方ではガラっと印象が変わり現代的になります。
色や柄の他にも、生地の素材(織や染)や帯の形などの流行りもあります。
- 作る技法も日々進化され生地の着やすさも全然違う。
- 科学の進歩も取り入れてお手入れのしやすさも改良される。
- 一昔前は袋帯が主流なのに現代は名古屋帯の方が人気
- 帯は両面使えるリバーシブルがほとんど
- 去年は総刺繍の〇〇が流行っていたけど今年はワンポイント刺繍がおしゃれ
などなど、着物の流行りは今も日々変化しています。
そうなると、「おばあちゃんのお古や、リサイクル店で買った中古の着物ではおしゃれな着物通にはなれないの?」と疑問がわきますよね。
お古の着物でも現代的なおしゃれな着物通に
着物を楽しむのに皆がみんな、新作を購入する訳ではありませんよね。
先祖から貰った着物を、大切に引き継ぎたい場合や
リサイクル店で見つけた着物を着たい場合など、コーディネートする着物は人それぞれ違います。
お古の着物でもおしゃれに着こなすセオリーさえ身につければ大丈夫。
おしゃれな着物通になるのにお金は必要無い
着物の展示会などに行くと、日々新しい物が取り入れられて流行りの変化を目にします。
おしゃれな着物通になるために常に流行りの商品を買い足す・・・。
そもそも呉服店に行くのも勇気がいる・・・
そんなあなたでも大丈夫です。
- お金が無いからおしゃれができない
- 馴染みの呉服店が無い
- 店員さんの接客が怖い
- 難しいファッション用語は分からない
これらの悩みは、
「ダサい!」から抜け出す唯一の方法
私が着物を初めて購入した時は一度に
しかし、その買い物は結果とても後悔するものとなりました。
というのも、そんな大金使わなくても同じ内容の着物を
すなわち、その着物の250万円という価格が妥当ではなかったのです。
当時の私に今と同じだけの知識があったら、絶対にそんな買い物はしていませんでした。
「無知」っていかに損するかってことです。
本当に250万円の価値のあるものだったら何の問題も無く、一生大切にできる宝物になっていたのに・・・。
当時の私は既に子供は4人、生活的にも裕福ではない普通の子育てママ。
ローン会社で○年のフルローン。
それからの後悔なんて、半端ではありませんでした。
- 育児にもこれからもっとお金もかかるのに
- 販売を断りきれなかった自分の弱さ
- こんなに高いのに購入してしまった物欲の強さ
- 何より、この多額のローンどうするの?
色々な思いで一杯の中、先輩着物通の方々は、
「初めは皆そんなもんよ」
「そうやって勉強していくのよ」
って、あっさりと・・・。
えっっーーーーーー!
そんなことしてたら、お金がいくらあっても足らない、
着物は続けて行きたいのに、やっぱりお金持ちにしか楽しめない贅沢物なのかなぁ?
と、一時期着物から遠ざかったことがありました。
それでも、やっぱり後悔と無念さだけで終わりたくなかったので、もう一度着物の世界へ・・・
正直、着物業界には色々な方々が存在します。
こんな店員さんは要注意!題して「心も着姿も残念なおブス店員さん。」
- 「自分の成績のため」と値段ありきの着物を売りつけてくる店員さんは星の数ほどいます。
- 「少しでも在庫を減らすため」といつの時代の物ですか?の商品をさも新作のように売りつけてくる店員さん。
- 「作れる人がいなくなるから」とこの先は無くなるアピールであおってくる店員さん。
- 「今逃したら二度と出会えない商品よ」と一点物でもないのに、今しか買えないアピールであおってくる店員さん。
ある意味詐欺でしょ!と、今となったらツッコミたくなることばかり。
でもね、これって着物初心者の頃に言われたら「へーそうねんだ!」って素直に受け入れてしまいますよね。
だから私のような後悔と大金を無くす経験をしなくても、
大事なことは着物の本当の「価値」「良い物」を知ること!
これこそが、
ただそれだけで自分の判断に自信を持てて、着物を購入する時もコーディネートする時も秒でおしゃれな着物通になれます。
先程からお伝えしている、おしゃれなのに「痛い人」にならないためにもおしゃれな着物通になってくださいね。
そして、おしゃれな着物通になることで
- 着物だけでない、日本の文化にも詳しくなる。
- 着物だけでない、物事の本質を見極めれるようになる。
- 日々の生活の中にある、先人達の知恵を知ることができる。
- 今、自分が存在しているルーツを知れる
- 自分の存在価値に気づける
- 一瞬一瞬の大切さに気づける
- 物事に向き合う角度が変わる
- 生き方が変わる
- 他人の大切さが分かる
などなど、着物とは全く関係のない人生の素晴らしさに気づくことができるんです。
この感覚は、着物の色や柄見た目の好みだけでおしゃれを楽しんでる人には分からない感覚です。
せっかく着物を着れるのなら、もっとおしゃれな着物通になって欲しい。
そして、着物の本当の価値を知って人生を豊かになってもらいたい。
後少しなのに・・・・知らないなんて
着物心~kimono-cocoro~は
より多くの人に着物の本当の価値を知ってもらうことでおしゃれな着物通になり、満足してもらい、着物の楽しさ、有意義さを感じてもらうこと。
着物を「知る」ことで世界を広げてほしい。そんな想いから立ち上げました。
必ずあなたにとって有益な情報を提供し、あなたをおしゃれな着物通の世界へ導くことができると確信しています。
- お金がなくても
- 身長が低くても
- 太ってても
- 老け顔でも
- 幼い顔でも
- 馴染みの呉服店がなくても
- 店員さんが苦手でも
どんな人もおしゃれな着物通になれます。しかもサイトを読むだけなので
ネット時代に生まれて感謝しかありませんね。
「私もそんな着こなしをしたい!」という方は、是非お付き合い下さい。
大丈夫、センスもお金もいりません。
必要なのは「
次に知るべき内容は↓↓↓