ほんの数日前まで、むしむしと日差しの強さが身にしみたのに、気がつけばあっという間に秋の気配。
季節の移り変わりは、意外に一瞬で訪れますよね。
春から夏にかけての衣服の移り変わりより、夏から秋にかけての移り変わりの方が
そしてそして、着物には古くから大切にされている「自然との調和」があります。
生地の質感や風合い、使われている柄や色などから
そうすることで、なに気ない日常も
そんなしっとり大人の雰囲気が似合う秋の着物通コーディネートをするために、今回は「最短おしゃれの3つのポイント」をお伝えします。
その年の空気感から感じ取れる自分ベースの体感を大切にしながら、バランスが整った秋のコーディネートを取り入れて
「さりげない秋の大人おしゃれ」
を印象付けましょうね。
【着物通の秋コーデ】最短おしゃれの3つのポイント
着物で秋のコーディネートをするために、意識することはズバリ!
クールな印象を作ることで清涼感を表現していた「夏」のコーディネートから、少しミステリアスで
そのためには、簡単に取り入れられる 順番にお伝えしますね。
秋コーデの柄や色は知的に攻める
日本の四季の中で、
「読書の秋」「芸術の秋」とも言われ物静かに自分自身に向き合う大人の知的感を柄や色に漂わせて、深みのある落ち着いた印象の秋コーデを作っていきます。
具体的に、秋に適した柄には
■菊
■葡萄(ぶどう)
■吹き寄せ
■紅葉
などがあります。
秋におすすめの色は、昔から日本人が大切にしている色あそび
この襲色目の種類は200種類にものぼると言われています。
■秋の襲色目
襲色目:女郎花(おみえなし)
襲色目:落栗色(おちぐりいろ)
。
などがあります。
なんとなく、秋色のイメージですよね。
その日に感じたインスピレーションや空気感を大切に、コーディネート全体のバランスを見ながら配置します。
季節の柄や色は下の記事で詳しくお伝えしているので、合わせ方や使う時期などの参考にしてください。
ゆっくりと移りゆく季節を五感で感じなら、
秋の羽織は余裕の見せどころ
着物の羽織は、洋服で言うカーディガンのような存在。
「ちょっと肌寒いな」と感じたときにサッとはおることで、
羽織が必要で無い体感なら、お行儀よくたたんでさり気なく片腕にかける。
「羽織は持ってるけど、今の私には必要ないのよ!」
と、自分の意思を尊重できる大人の余裕を見せることができます。
周りの目や意見に惑わされることなく、着物の知識を持った上での着崩しはその人にしかできない「ぬけ感」で個性的な着物通のコーデネートになります。
そんなコーディネートをするためにも、着物の歴史や文化などの座学は身につけましょうね
羽織の時期や着方、詳しい特徴などは下の2つの記事で分けてお伝えしているので、参考にしてみてください。
小物使いで「秋の雰囲気」をつくる
着物通の秋のコーディネートをする上で、一番手っ取り早く簡単におしゃれに見せるアイテムが帯揚げや帯締め、草履に鞄などの小物たちです。
着物や帯がまだまだ単衣の時期の秋は、
■秋におすすめの帯揚げ
高級感のある風合いに、一度使ったら他の物が使えなくなると定評の締めやすさ抜群の衿秀さん「丹後ちりめん帯揚げ」
コーディネートが簡単にできる帯締めとのセットもあります。
秋と言えばお月見。月の満ち欠けを帯揚げに表した見えない所にこだわりを持つ、最高の通な帯揚げです。
■秋におすすめな帯締め
不可能に近いと言われている丸台の本唐組の帯締め。きねや謹製 帯締め
帯締めといえば、井上工房さんの伊賀組紐
小物で有名な「和小物さくら」さんの遠州経巻紐帯締め
これらの、小物をセレクトする時も先に紹介した襲色目の色遊びを参考に、着物と帯のバランスを見ながら「自分の秋色」を楽しんでみてください。
以上が、【着物通の秋コーデ】柄や色は知的に攻める!羽織は鉄板?最短おしゃれの3つのポイントでした。
日本の秋は世界に誇れるほどの景観が広がる紅葉や、毎年9月中旬~10月上旬の間に一年のうちで一番すみ渡る十五夜(旧暦8月15日)などのイベントがある季節。
その季節にしか味わえない着物通のコーディネートで、しんみりと秋を五感で味わいたいですね。
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