着物を着るようになると自宅でさっと掛けておける、下のような着物用ハンガーが欲しい場面が増えてきます。
そんな時に洋服用のハンガーにかけても上手いこと止まらず、肩からずり落ちてしまうのが気になるし。
かといって、着物ハンガーは楽天やアマゾンで見ても一本600円ぐらいするうえに送料もかかり、届くまでの日にちを考えると
わざわざ買うのももったいないような。。。。。
そこで、なにか別の物で着物ハンガーの代用できないかとネットで調べたところ、100均のダイソーに丁度良いものがあることが分かりました。
100円で買えるなら、襦袢や羽織物用に2.3個買っても十分安いのでお得ですよね。
100均ならすぐに行けるので、実際に買って試してみたのを紹介したいと思います。
安いので、何本も買い足して使っているとスライド部分が直ぐに戻ってしまうハンガーと、ちゃんと伸びたままで固定されるハンガーがあることが解りました。
同じ商品でも当たり外れがあるので、買う時にスライドが固めで固定される物をおすすめします。
近くにダイソーがない場合や該当する商品がなかった場合に、100均のつっぱり棒を使って手作りで着物ハンガーを作る方法もあわせて紹介したいと思います。
着物ハンガーの代用おすすめダイソーの商品
100均もセリアやキャンドゥなど様々なお店がありますが、ネットで着物ハンガーの代用になる商品を調べるとダイソーにあるいうことでしたので、早速近所のダイソーに行ってきました。
着物ハンガーの代用となるダイソーの商品は
「スライドバスタオルハンガー」
という名前の、こちらの商品です。
本来はバスタオル用のハンガーですが、左右の幅が折りたたみできるため着物を掛けることができるということです。
本体の詳しいサイズは下記になり、見た目や大きさは多少違えど本家の着物ハンガーと機能は一緒ですね。
- 折りたたみ時:36㎝幅
- 最長:65㎝幅
最大に伸ばしても、素材がしっかりしているので着物の重さにもしっかり耐えれそうです。
早速、家に帰って実際に着物ハンガーとして掛けてみました。
ハンガーを伸ばした状態で、着物の肩(袖付の位置)までくるので洋服用のハンガーと比べたら断然収まりが良かったです。
本家の着物ハンガーは、折りたたんである時が49cmで伸ばすと125cmなので、代用品だと約半分の長さしかありませんが、とりあえず2~3時間掛けるだけなら十分の長さですね。
これなら、着物だけでなく夏に浴衣を着た時にも帯や小物を干すのにも使えそうです。
私は着物ハンガーはこれしか使ってないので、虫干しなどの長時間でも使っています。
折りたたむと洋服用ハンガーと同じくらいの大きさになるので、着物ハンガーとして使わない時はクローゼットにも収納できるのがうれしいですね。
ダイソーの陳列棚には下の画像のように形や色違いの商品が他にもありましたが、サイズはどれも同じでした。
着物ハンガーをまだ持っていない場合は、こちらの「スライドバスタオルハンガー」で十分代用できるので、一度検討してみるのも良いですね。
万が一、ダイソーにこちらの商品が売ってなかった場合には、手作りでも着物ハンガーを作ることができます。
100均のダイソーには必ずあるつっぱり棒を使う方法ですが、次はそちらの紹介をしたいと思います。
着物ハンガーを100均のツッパリ棒で手作りする方法
着物ハンガーの代用品は100均のツッパリ棒を使って簡単に自分で作ることができます。
用意するものはたったの3点です。
- 洋服用ハンガー
- 100均のつっぱり棒
- 100均の髪留めのゴム
どこの100均でも売っている日用品です。
この時点で、どのように作るのか分かってしまうぐらい簡単な手作りの代用品です。
では早速作ってみます。
といっても、洋服用のハンガーに髪留めゴムでつっぱり棒を縛るだけです。
髪留めゴムで縛る理由は、つっぱり棒を伸ばす時に棒が移動できるくらいのゆるさで固定できるものが理想だからです。
つっぱり棒は左右平均に延びるわけではないので、伸ばした時にハンガーを棒の中心に持ってくるように移動します。
結束バンドなどでは、完全に固定されてしまうので移動できないのと、先がとがっているため着物を傷つける可能性もあるのでおすすめしません。
以上が、手作り着物ハンガーの紹介でした。
実際に使ってみて思ったのは、手作りハンガーはつっぱり棒を収縮させるのが手間になるので、ダイソーで代用する着物ハンガーの方が使い勝手が良いように感じました。
とはいえ、どちらも手軽に100均の商品が着物ハンガーの代用品になるので、2~3時間の使用ならこちらで十分ですね。
着物ハンガーの掛け方はなるべくきれいな状態で保つために注意したい点がいくつかありますので、最後にそちらの紹介をします。
着物ハンガーの掛け方はここに注意して!
洋服とは仕立て方や形の違いがある着物は、ハンガーの掛け方も下のような点に注意することをおすすめします。
- 着物の裾は地面に付ける。
- 着物の衿は広げて掛ける。
- 着物は吊るしっぱなしにしない。
- 着物は日光が当たる場所や蛍光灯の近くは避ける
できるだけ着物に良い状態でハンガーに掛けるために、上記にあげた点を一つずつ紹介します。
着物の裾は地面に付ける
着物はハンガーに掛けると分かるのですが、一枚の布で体全体を覆う形で作られているので意外に重たいです。
袷の着物にもなると裏地も付くためさらに重たくなります。
高い所から浮かせて着物ハンガーに掛けることで、着物に負荷がかかり仕立ての糸がずれてきたり、裏地が表地とずれてきてしまうことがあります。
特に、海外仕立てやミシン仕立ての場合は注意が必要
着物をきれいな状態で維持するためにも、着物をハンガーに掛ける時は地面から裾を10cmほどつけて掛けるようにすることをおすすめします。
掛ける位置が変えられない場合は、着物の下に机などを置いて裾をつけるようにすると良いですね。
着物の衿は広げて掛ける
着物の衿は折って着る広衿がありますが、広衿の場合は下のように広げたまま掛けるようにしてください。
初めから折った状態で仕立ててあるバチ衿や、伊達衿が縫い付けてある衿はそのままで掛けます。
着物を吊るしっぱなしにしない
着物をハンガーに掛ける時は、虫干しや着終わった後の汗抜きなどですが、着物は先に紹介したように思いのほか重たいです。
虫干しも汗抜きも2~3時間もあれば十分湿気が抜けるので、長い時間の吊るしっぱなしで着物に負担をかけるのは避けましょう。
日光が当たる場所や蛍光灯の近くは避ける
虫干しでも汗抜きでも、日陰で着物をハンガーに掛けるようにしましょう。
着物は日光でも蛍光灯でも簡単に日焼けして変色してしまいます。
日焼けした部分をもとの色に染め直すのは、大変高度な技術と手間がかかるため、料金も高くなってしまうので、十分に気を付けてください。
吊るしっぱなしにしないというのは、日焼けを防ぐ意味もありますので吊るし終わったら直ぐに、たとう紙などで包み着物を光から保護するように心がけてください。
着物は脱ぎ着する時にどうしてもハンガーが必要になりますが、着物に余計な負担をかけないためにも以上のことに注意して掛けるようにすると良いですね。
以上、今回は100均でそろう着物ハンガーがない時の代用品の紹介でした。
着物を楽しむには、何に関してもお金がかかるイメージがありますが、目的や用途をきちんと理解していれば身近なものでいくらでも代用できるます。
倹約できるところとできない所を上手に使い分けて、自分なりの着物生活を模索するのも楽しみの一つですね。
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