着付け教室のお出かけイベントに行ってきました!シリーズの今回は、「着物を着て初詣に行こう」です。
新しい年を迎えた、第一弾のイベントはやはり着物を着て初詣ですね。
今回のイベントが行われた日は、日中でも気温が1度ほどしかない寒い日でしたが、約40名ほどが参加されていました。
普段から着物を着慣れている方が多かったので、こうした日の寒さ対策も万全で上に羽織るコートやショールなどのコーディネートも個性あふれる物ばかり。
「皆さんはどんなコーディネートをしてるのかな?」
とワクワクの気持ちから始まったイベントの内容を、皆さんのコーディネートと共に紹介したいと思います。
着付け教室の初詣イベントの流れ
着付け教室が行うイベントをいつものお教室とは違う場所で行う時は、現地集合が多いです。
今回も朝10時に各自で神社に集合のイベントは、下のような流れで始まりました。
↓
②各自で自由参拝、境内資料館拝観
↓
③昼食会場に移動
↓
④昼食
↓
⑤お楽しみ抽選会
↓
⑥解散
気も合う仲間同士での参加の方や、1人での参加の方もいましたが現地には先生が待っているため、
「始めまして!」
同士の方も、先生を通して直ぐに打ち解けられるので、安心して参加できるような感じでした。
私は、一緒にお教室に通っている仲間とご一緒させていただいたのですが、こうしたイベントでしか会わない他の生徒の方達とも道中で会話がはずみます。
共通の趣味での集まりなので話題に尽きることも無いうえに、先生が上手に取り持ってくれるので、一人参加の方も新しい仲間を作る絶好の場ですね。
他にも普段のお教室とは違い時間もたっぷりあるので、着物に関する疑問や悩みなど先生に質問しながら参加できるのこうしたイベントならではです。
そんな和気あいあいとした雰囲気の中、自由時間を使いまずは新年の祈願をしに拝殿(はいでん)に向かいます。
三ヶ日を過ぎた平日だったので沿道の屋台はしまっていて混雑もなく穏やかな境内の中、約40名の着物姿の団体はかなりにぎやかだったのではないでしょうか。
そんな中、着物好きの私としては40名もの着姿を同時に見れる機会も中々ないので、皆さんコーディネートの方が気になって仕方ありません。
「わー、あの人の着ているコート素敵!どこの産地の生地だろう?」
「あのコートに描かれている模様はなんの意味があるのだろ?」
「あのストールも素敵!どこに売っているのだろ?」
とか、頭の中は聞きたいことだらけ見たいものだらけで、とにかく一人のコーディネートを見逃したくなくてなるべく後ろの方を歩いていました。
素直に美しい着姿を見ることは、着物好きににとってこれほど気持ちが和らぐことはなく、何よりも至福の時です。
そして何より、自分のコーディネートの幅を広げるための教科書で宝の宝庫。
これだけでも今日参加した意味があり、早起きして着付けをして身だしなみを整えてきた甲斐がありました。
もう、参拝は口実でしかありませんね。
そんな至福の思いの沿道は短く、すぐに拝殿に到着です。
ひとまず興奮をおさめ、気を取り直して参拝に集中集中。
普段は家族で初詣に出向くことが多いのですが、こうして習い事のお仲間と新年の祈願をするのも新鮮で楽しいものですね。
そして参拝と資料館の拝観を満喫した後に、昼食会の始まりです。
朝10時の始まりに合わせて朝も早くから着付けをして準備してきたので、お昼前には皆さんお腹がぺこぺこです。
やはり女性は花より団子ですね。
今回の昼食は神社から歩いて移動できる直ぐ近くのウナギ屋さんでした。
お部屋に入って、皆さんが席に着いてから写真撮影から始まり、この後の予定の説明です。
何やら、今回のイベントは新年一発目ということで、食事の後からお楽しみがあるそうですがまずはウナギが冷めないうちに頂きま~す。
そして、今回のイベントのお楽しみに続きます。
着物で初詣のイベントの目玉は?
今回は新年のイベントということもあって、お腹も満たされた後にいよいよお楽しみの始まりです。
新年一発目のサプライズ目玉としてお年玉抽選会があるとの事。
何も聞かされていなかった参加者の私たちはまさか…という思いの中に大きな期待が膨らみます。
というのも、ここの着付け教室は、着物の販売もあるためさまざまな問屋さんや織元さんの商品が取りそろえてあります。
こうしたイベント際には、抽選でそれらの品々が当たるというお楽しみ会はこれまでにも何度も経験しているからです。
案の定、係の人のかばんから出てきたものは小さな紙袋が数個に袋帯が一点!
私たち参加者たちからは、歓喜の悲鳴と大きな拍手で会場は一気に盛り上がります。
なんと!袋帯は購入するとなると〇十万もする某有名な織元さんの帯で、皆さん大好きな織元さんの袋帯だったからです。
残りの景品は帯締めや帯留め、足袋や帯揚げといった着付けに必要な小物達でしたが、もちろん皆さんのお目当ては袋帯。
手作りくじをジャンケンに勝った列の前の人から引いていくのですが、一番初めに引く権利が与えられた方は控えめな方で
「私は一番最後でいいですよ」
って、勿体ない!と思いながら皆さん順番にくじを引いていきます。
40人中、当たりくじは10枚で袋帯はそのうち一枚。
皆さん同時にくじを開くのですが、何と!みごと袋帯を当てた方は先ほどの控えめな方だったのです。
正に残り物には福があるでしたが、
「まずは、皆さんからどうぞ」
という、その人の人柄が引き寄せた福だったのでしょうね。
そんな感じで、私は日頃の欲深さが裏目に出てみごとに何も当たらず今回の初詣イベントは無事終わりました。
何はともあれ、着物という共通の趣味を持つお仲間と新年早々から一年の祈願もご一緒できて、幸先の良いスタートを切れました。
最後に、今回のイベントで皆さんが着ていたコーディネートの紹介をしたいと思います。
初詣の着物の皆さんのコーディネートは?
新年早々の初詣の着物は、何を着ていこうかと悩む時間も至福のときです。
何を着ていくにしろ、自分なりのおしゃれな着こなしのコーディネートをしていきたいですね。
今回のイベントの参加者の方々も、訪問着の方もいれば紬や小紋などの普段着着物の方まで皆さん思い思いのコーディネートを楽しんでいました。
着物だと時と場合に合った格などのルールを考えてしまいますが、今回のように気の合った仲間内でのお出かけは、自分が良いと思う着こなしを思う存分楽しんだ物勝ちですね。
ちなみに、私の当日のコーディネートは下の組み合わせにしました。
■上着・・・西陣御召の道中着に寒さ対策はファーショールに革の手袋
■着物・・・白大島紬
■帯・・・手織り牛首紬の袋帯
■草履・・・カレンブロッソ
■髪型・・・一つに束ねた低めのまとめ髪で髪飾りは無し
訪問着にしようか迷ったのですが、家族との初詣に訪問着を着て出かけたので今回は大島紬で少しラフに着こなしました。
ただ一つ注意したのは、一年の内でも寒さが厳しい時期に出向く初詣は、何より寒さ対策を考えたコーディネートが最優先ということでした。
寒さが厳しい時期のコーディネートには注意したい点がいくつかありますが、その点について説明しながら、おすすめなコーディネートを紹介した記事があります。
こちらの記事は寒さ対策におすすめな上着の紹介やショールの種類の紹介に、初詣に行くときに気を付けたい点などを紹介しています。
せっかくのお出かけが寒くて苦痛な思い出にならないためにも、良かったら参考にしてみてください。
以上が、「着付け教室にお出かけイベントに行ってきました!」シリーズの今回の紹介でした。
今回のイベントの参加費は昼食のうなぎ代の4,800円のみでしたので、サプライズ抽選会の商品などは着付け教室の持ち出しで楽しませていただきました。
着付けを習ったから一緒に楽しむ仲間を作りたい人や、もっと着物のコーディネートを見てみたい場合など今回のようなイベントに出かけるのも一つの手ですね。