着物・・・牛首紬訪問着
帯・・・西陣となみ織物 総紗袋帯
着物のコーディネートを考える時に、気になることベスト3に入る「短足が気になる」問題。
小柄な体型や、丸びをおびた体型など足が短く見える原因は人それぞれ、どんな着物を着てもどこか野暮ったく見える・・・
今回はそんなコンプレックスを解決する、脚長効果バツグンの着こなし術を紹介します。
この術を知れば、全身のバランスが取れた
雑誌のモデルさんみたいに、足が長くて着物を着こなしてる「かっこいい空気」を感じることができて
脚長効果バツグンの着こなし術【4つの秘密】
モデルの様な脚長効果を得るには
- 柄(紋様)の位置
- 小物使い
- 色使い
- 帯着付け
の4つをうまく組み合わせて、全体のバランスを取るだけ!
実はとっても簡単に「足が長くて、かっこいい」の着こなしを作ることができちゃうんです。
この4つを取り入れることで、足が短く感じる一番の原因「腰の位置の低さ」を着こなしで術で簡単に直せるから。
足を長く見せる最大のポイントは、
本当の腰の位置より、
1枚の布をまとうだけで形成される着物は、欧米人に比べて足の短いことが特徴の日本人の体型をカバーするには、ピッタリの衣服なんです。
私はお尻の位置が人より低く、後ろ姿もおブス!
私と同じコンプレックスがあるあなたにも、効果がある秘密をお伝えします。
では、早速①の「柄(紋様)の位置」から順番に見ていきましょう。
柄の位置の秘密
足が長く見える柄の位置は、ズバリ!
顔周りの柄を抑えてスッキリさせて、帯から下に柄を付けることで、
人間の目はあざやかで明るい色に視線がいきます。帯下に柄を多くすることで人の視線を下に誘導することができるんです! 逆に帯から上をシンプルにすることで、
下の画像のように柄に動きが無い両サイドの着物より、帯下に柄を付けた真ん中の着物の方が、
現在の着物の元となる「小袖」には、時代の流れとともに柄の付け方が色々ありました。
例えば、
■裾模様(すそもよう)
■肩裾模様(かたすそもよう)
■江戸褄(えどずま。現代の黒留袖のもとと言われています)
など、柄の付き方で名前もきちんと決まっていました。
現代の着物の柄付けは、黒留袖や訪問着に見られる肩から裾に流れる様な柄付きが人気です。
上半身と下半身の
トップ画像の着物のように、大島紬や結城紬のようないわゆる 着物初心者さんからしたら紬(普段着)なのに訪問着(礼装)????
と、少し混乱しますが、
訪問着とは、主に「胸」「肩」「袖」「裾」などに繋がるように柄がほどこされたもの名前です。
ようするに、柄の付き方なので紬にも訪問着は存在するんですね。
普段着着物にも、
小物使いの秘密
気になる短足を少しでも長く見せる着こなし術で、必要な小物のキーアイテムはズバリ
洋服のように見た目のシルエットやアイテムの形で足を長く見せる方法が使えない着物でも、帯揚げや草履で変化を付けることで誰にも気づかれず、
「あの人足が長くて素敵」
と、視覚をコントロールすることができます。
草履で足を長く見せる秘密
草履を使った脚長効果は、
↓↓↓の着物なら下のような色の草履で同調させます。
着物の色と、草履の色を程よくマッチさせることで裾に統一感が出るため、草履も着物の続きとして見えるので脚長に見えるって原理です。
フィギアスケートの衣装で取り入れられてる、視覚のコントロールと同じ原理ですね。
なんとなく、わかりますよね。
着物の裾と草履の境界線がハッキリすればするほど、脚の長さは正直に伝わってしまいます。
でも、
帯揚げで足を長く見せる秘密
帯揚げを着物の色と、
そうすることで、帯揚げが上半身と下半身の境界線となり、洋服でいうハイウエストのパンツを履いているような印象を与えることができます。
帯の上線にふわりと結ぶことで全体に女性らしい柔らかさをプラスしてくれる帯揚げ。
あまり見えないので脇役のように思われがちですが、足を長く見せるためにとっても重要な役割もはたしてくれます。
それほど、帯揚げってその人の「印象」を作るうえで妥協できない大切なキーアイテムです。
ポイント色の秘密
帯揚げのポイント色は、どの色をセレクトするか?で
「あの人素敵!」の印象がおおきく異なります。
先にお伝えした着物の色とは
■下の訪問着なら「グレージュ」
■下の着物なら「薄い紺色」
この、グレージュや薄い紺色の
帯締めは、帯の色になじむ同系色を柄選ぶことで、帯揚げがより強調されて効果大。
帯締めで境界線を作るのではなく、帯揚げで境界線を作って視線を上げて。
足を長く見せるために色使いもプラスして考えることで、さり気なく視覚をコントロールさせます。
帯着付けの秘密
着物の柄の配置や、小物使いのコーディネートだけでなく、着付けでも足を長く見せる秘密があります。
それは、自分の体型に合った
「足を長く見せるには、単純に帯の位置を高めにすれば良いのでは?」
と、勘違いしている人を多く見かけますが、
着付けで帯の位置の基本は、
- 20代は高めに
- 30代40代は中間に
- 50代以降は低めに
と、今回はかなりおおざっぱな説明ですが、年齢を重ねるに連れ変化する「骨のでかた」や「肉の付き方」で決まります。
■ミス20代の帯の位置
■ミセス年配の帯の位置
かなり帯の位置が違うのがわかりますね
本来の帯の位置が中間から低めの位置に相当する人が「足を長く見せるため」や「若く見せるため」に高めに帯を付けると、着付け初心者か着こなしを分かってない人になってしまいます。
歳相応にマストな帯の位置に着付けるには、
プラス、足を長く見せたいなら
帯の角度とは
- 上下の角度・・・帯の下線は着物にピッタリと付けて、上線は着物から2cm位空ける
- 横から見た角度・・・お太鼓の上線は前腹の帯の上線より上にする
です。
この2点に気を配る着付けをすることで、前からだけでなく後姿も脚長効果を期待できます。
ココだけは間違えないで!
最後に足を長く見せるための着こなし術で、間違えてはいけないことをお伝えします。
脚長効果の着こなし術は、
脚長効果の着こなし術をマスターしたからと言って、おしゃれな着物通の着こなしができる訳ではない
ということです。
今回は足の短さををいかにして長く見せるかの術だったので、脚長効果に特化した方法でしたが、おしゃれな着物通の着こなし術には他にもおおくの術があります。
おしゃれな着こなしをするためにはそれらの
なので、今回の内容だけを取り入れた着こなし術では
「あ~、ちょっと残念!」
という、結果の着こなしになってしまう場合もあるってことです。
じゃあ、何から始めれば良い?
という、あなた!
まだまだ「ダサい!」から抜け出すおしゃれな着物通になるために、お伝えしたい術は星の数ほど控えています。
順にお伝えするので、楽しみにしていてくださいねW。
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