日本和装の無料着付け教室口コミと評判!イベントで着物を買わされる?私の実体験も

「きもの♪きもの♪」のCMでおなじみの無料着付け教室と言えば日本和装です。
 
 
木村拓哉さんや米倉涼子さんなどの素敵な着姿が印象的なCMの日本和装ですが、以前私もこのCMにつられて通ったことがあります。
(2021年のタレントは松田聖子ちゃんに決まりましたね)

その時の経験から実際に通ってみた感想を含めて、ネットなどの口コミや評判はどうなのか紹介します。

以前CMの中で米倉涼子さんが言っていた

「日本和装の着付け教室はなぜ無料?」

の疑問も合わせて紹介したいと思います。
 
 

日本和装の口コミ評判

日本和装のCMを見ていると現代的でおしゃれな着物を着て、楽しそうに着付けを習っている印象をうけますね。
 
「私もあんな着物を素敵に着こなせるようになりたい。」
 
そんな思いはあるものの、昔から
 
「ただより怖いもにはない」
 
という言葉もあることだし、何か裏があるのではと思ってしまいます。

kazumikazumi

私も、はじめはそう思いました。

ですが、私が通っていた頃はこんなにもネット社会では無かったので、口コミで下調べをするなんてことが出来ない時代でした。

その点、現在は何でもネットで調べることができるので、あらかじめ自分でできる限りの調査をするにはありがたい時代ですね。
 
そこで遅くばせながら、口コミではどんな評判があるのか調べたところ下記の2つのサイトを見つけました。
 

  • 着付け教室ガイド
  • ナレコムスクール口コミ検索サイト
kazumikazumi

調べていくうちに、ちょっと衝撃的な口コミなども発見して私もビックリ!

人それぞれ合う合わないはあり、感じ方や受け止め方も違うと思うので、口コミはあくまでも参考でしかありません。

しかし色々な体験者の口コミを下調べしてから、お教室に通うかを検討することで

「あれ?思ってたのと何か違うかも」

という感情を回避するための一つの手段になりますもんね。

ちなみに私は、日本和装に通った事を当時はとても後悔しました。(その時の体験記事↓↓↓驚きの購入価格も書いてます)

今は良い先生にも恵まれて、その時の後悔が原動力になり、このように着物好きになれたので結果は良かったと感じています。

しかしただ着付けを習いたいだけの目的ならば、日本和装に通わなくても自分の努力しだいではいくらでも着付けを知ることはできる!と云うのが正直な感想です。

今はもう、着物を一人で着ることはできますが、今だに日本和装には籍を置いています。

その辺りの理由も含めて、他の方の口コミなど参考にしてみてくだざい。

 

着付け教室ガイドの日本和装の口コミ

「着付け教室ガイド」は、全国から通える着付け教室を、比較ランキング形式で紹介しているサイトです。
 
日本和装の口コミも、着付け教室の特徴や教室の雰囲気などを下のように紹介してくれています。
 

日本和装の生徒の口コミ

 

日本和装の生徒の口コミ

 

日本和装の生徒の口コミ

 
 
セミナーで着物を購入したという口コミが気になりますが、このサイトでは比較的好印象な口コミが多かったです。
 
続いては、もう一つの口コミサイトを紹介します。
 

ナレコムスクール口コミ検索サイトでの日本和装の口コミ

ナレコムスクール口コミ検索サイトは全国の学校・予備校・おけいこの口コミサイトです。
 
こちらに書いてある日本和装に対しての口コミは、着付け教室ガイドの口コミに比べてかなり辛口の口コミが多かったです。
 

実際に日本和装に通った人の口コミ

 
 

実際に日本和装に通った人の口コミ

 
 
以上の2点は実際に通った生徒の口コミですが、下の口コミは元教師の証言で口コミというか、内部告発と言っていいほどショッキングな内容です。
 

日本和装教師口コミ
日本和装教師口コミ
日本和装教師口コミ
日本和装教師口コミ

 
 
かなり衝撃的な内容になっていますが、私も実際に通ったことがありますので思い起こせば、納得する部分もありました。
 
お教室に学生さんがいないことや、午前と午後の教室が合併することも経験しましたがその時は何の疑問も持っていませんでした。

しかし、着物を買わない人とか、小さいお子さんがいる人を排除するためだったなんて衝撃です。

それなら最初から、その胸を告知して募集をしてくれればよかったのにと思ってしまいます。
 
最近までいた先生がやめたりすると、着物の購入や先生同士の確執が原因だということは、生徒の間でも噂になりますのでだいだい分かりました。
 
「ファッションショーに入賞するためには着物を買わなくてはいけない」ということは、先生も教えてくれるので、そこは生徒も分かっていましたね。
 
ですが、これほど明確に口コミされると

「やっぱりな」

という気持ちが大きいですね。
 

どちらの口コミサイトにも書いてあるように着付け教室に通っている間に2回「セミナー」と言われる下のような着物の販売会があるのも事実です。
 
トナミ織物

基本的にこの販売会は絶対参加で、日付の都合が合わない場合は他の日に受けなければならないし、参加できないのならお教室に通うことはできませんとはっきり言われます。
 
 
他にも年に何回も行われる「ありがとうの会」とか「遊久会」などの「〇〇会」と言われるイベントでも、着物の販売があります。
 
下の写真も、先ほどの口コミにもあったファッションショー「ブリリアンツ」イベントで、このイベントにも販売会があります。
 


 
東京の帝国ホテルで毎年行われる日本和装のファッションショーですが、参加者や見学者はショーが始まる前に別室で行われている着物の販売会に顔を出さなければいけません。
 
しかし、そんな時に心配になるのがそのようなイベントで着物を無理やり買わされたりしないのかです。
 
自分が納得した物ならまだ良いとして、着物は安くないので慎重に納得してから購入したいですものね。
 
 
そこで、このようなセミナーやイベントでは本当に着物を無理やり買わされるのか、私の実体験を踏まえて紹介したいと思います。
 

日本和装のセミナーやイベントなどで着物を買わされるってホント?

日本和装の口コミや評価を見てもわかるように、無料着付け教室にはセミナーと呼ばれる販売会が2回ありその他のイベントも年に何回かあります。
 
セミナーは絶対参加ですが、イベントの参加は自由です。

私が初めて日本和装のセミナーに行った時も着物を買わされました。
 
実際には

「買ってしまった」

という表現も方が正しいのでしょうが、囲み営業や買うまで帰れない雰囲気は確かにありました。
 
その時の詳しい状況(どういう経緯でいくら位購入したのかや、自分の心理状態)は下の記事の「着付け教室で着物を買わされることはあるの?」で紹介しています。
 


 
その場の雰囲気で断れないのなら、なぜクーリングオフをしなかったのかも書いてありますので、自分ならどのような対応ができるのか想像できる記事です。
 
 
日本和装のセミナーでは、よほど強い思いで

「絶対に買わない」

と言うならこのような事にはならなかったのでしょうが、色々な思いが巡る状況に追い込まれているので、買わないで帰ることは本当に難しいと思います。
 
 
勿論、最終的にサインをするのは自分なので買わずに帰ってくることはできますが、次回のお教室ではそれはそれは居ずらくなります。
 
担当に付く先生にもよりますが、私が一番初めに付いた先生はセミナーで買わなかった生徒に対しての対応は人格否定さながらでした。
 
あげくの果てには、存在していないかのような対応をされて、最終的に買わなかった生徒はお教室をやめてしまいました。
 
 
着物を好きで自分でも着られるようになりたいと思い、始めたお教室なのにそのような結果になってしまったら残念で仕方ありません。
 
なぜそのような状況が起こってしまうのかは、

「日本和装の着付け教室が無料」

というところに原因あるので次に紹介します。
 
そして、そのような状況にならないためにはどうすれば良いのかを紹介したいと思います。
 

日本和装の着付け教室はなぜ無料でできるの?着物を買わされないためには?

日本和装の着付け教室が無料でできるのは、教室に習いに来た生徒や講師などに着物を販売して得た収益で経営がなりたっているからです。
 
正確には販売仲介事業で、生産元(加盟店)からの仲介手数料が主な収益です。

そこを基盤としているので着付け教室は無料で行っていますと、下のようにホームページにも記載してあります。
 

日本和装の収益方法

 
 
日本和装は東証2部に上場するような実績のある会社で、着物業界でも常にトップを継続している会社です。
 
下の画像は、企業の業績比較サイト「Suik」で開示されている表です。
着物業界売り上げ
販売仲介事業でこれだけの売り上げがあるので、着付け教室を無料で行うことができています。
 
普通に考えたら何の問題もない経営方針ですが、実際に着付け教室に通う生徒からの口コミや評判に賛否両論あるのは、下のような販売の方法が原因です。
 
 

  • 囲み商法
  • 押し売り商法
  • 次々商法

 
日本和装は全国各地にあり、すべての教室がこのような方法で販売している訳ではないのですが、加盟店や担当の先生によって大きな違いがあります。
 
そして私たち消費者が最も混乱してしまうのが、「無料で着付けを習えるだけと思っていた」ということです。
 
日本和装がCMなどで表現しているのは「無料着付け教室」ということだけです。

無料着付け教室に「着物の販売会があります」と告知していないことがさらなる不信感につながっています。
 
 
実際に、放送理論・番組向上機関「BPO」の、日本民間放送連盟 放送基準によると

「第15章 広告の表現」
(122) 視聴者に錯誤を起こさせるような表現をしてはならない。

とあります。

「BPO」とは放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関です。

 
日本和装のCMや広告を見た視聴者が

「お教室の中に2回の着物販売会があるんだ!」

と認識できるような広告の仕方をしていれば、これほど批判的な口コミ評価は付かなかったと思います。
 
勿論、先にあげた販売方法にも問題がありますが、2018年に発覚した当時代表社長の私的流用発覚事件による社長交代から、だいぶ改善努力はしているようです。
 
とはいえ、現在も着物の販売会はあるので初めから

「絶対に着物を買わされたくない」

と思っている人は日本和装には行かないほうが良いですね。
 
 
そもそも私を含め、消費者の認識の甘さがこのような状況を作っていることも間違いありません。

他人(講師)が多くの時間とお金をかけて習得した技術や知識を「無料」で教えて下さいと言っているのもおかしな話です。
 
他人の技術や知識を時間をかけて教えてもらうのですから、それに対しての対価「お金」を払うのは当たり前のことですね。
 
 
日本和装はその対価が発生すると告知していない所は問題ですが、初めから対価を払う気持ちがないなら無料動画などで着付けを覚えるのが良いでしょうね。
 
もしくは、初めからお金を払い教えてもらい

「着物の販売もあります」

ときちんと告知してある着付け教室をおすすめします。
(しかし、着物の販売もある会社の着付け教室はどこも同じような販売方法が少なからずあります。)
 
 
私の場合は、最初のお教室での自分の認識の甘さからくる後悔が大きすぎて、それからしばらくは日本和装から距離を取っていました。
 
しかし、着物が好きという気持ちは変わらなく、

「せっかく大金をつぎ込んで仕立てた着物を着れないのは勿体ない。」

という思いが強くなっていき、何年か後に再び日本和装に通い始めました。
 
 
しかしなぜ、そんな嫌な経験をしたのに再び日本和装を選んだのかは、次に紹介します。
 

日本和装の着付け教室に通える人通えない人

日本和装の最大の魅力は、着付けが無料で習える事ではなくて、他では置いていない一点物の商品や日本和装でしか取り扱っていない商品が買えるということです。
 
長年日本和装に通っている人の多くは、着付けを習いたいのでは無く、そうした日本和装ならではの商品を買いたい人です。
 
日本和装のセミナーやイベントではそうした商品を作った人と直接お話できます。
 
実際の品を見ながら作った人の「思い」や「苦労」を聞くことは、着物好きからしたらこの上ないほど至福の時になります。
 
その代わりにその時間の対価として支払う商品の金額も、他の呉服店よりはるかに高いです。
 
日本和装に通える人たちは、自分の至福の時間と貴重な体験の対価として高額商品を買うことを認識している人たちです。
 
 
このような認識が自分が求める着物道と違う人は、日本和装には通えないと思います。
 
こんな話をすると、私もさぞかし高額商品を買い続けて日本和装に通っているかのように思われるかもしれませんが、そうではありません。
 
 
日本和装には年に何回か販売会がありますが、すべての販売会が高額商品しかないわけではありません。
 
時には本当にお買い得な目玉商品が中にはあるので、そのような商品を発見したいからです。
 
ネットなど様々な方法で商品をお得に買える時代ですが、やはり生産者の顔を見ながらその人から直接買える商品は、私の中でとても大きな物になります。
 
しかし、この商品が本当にお買い得だと分かるまでには、その商品の本当の価値や相場を知らなければなりません。

私にとって日本和装のセミナーやイベントは、そのような着物の知識向上にももってこいの機会でもあるのです。
 
同じ着物好きでも、着物が好きな理由や着物に求める価値や好みは一人一人違います。
 
何が正解で何が間違いかもなく、自分の心の声に合うか合わないかです。
 
そうした意味からも、日本和装が合うか合わないかは1人1人の考えによって変わり、自分がそう感じたから他の人もそう感じるとは限りません。
 
囲み商法や次々商法も、お金に余裕があり何か良いものがあったら購入したいと思っている人からしたら

「色々な人が自分一人の為に着物の説明をしてくれて、なんて丁寧な扱いをしてくれるの」

「いつも新作の商品を誰よりも先に教えてもらえるからラッキーだわ」

と感じてるかもしれません。
 
 
バブル時代に着物を買ってた人達は

「この会場で一番高い着物を持ってきて!」

「もっと高価な着物はないの?」

という人ばかりだったと織屋さんから聞いたことがあります。
 
 
私からしたら羨ましい限りですが、今の時代では中々このような人をお見かけすることはありませんね。
 
 
今回の紹介を見て

「着付けだけ習いたいのに、着物を無理やり買わされるなんてなんか怖い」

と感じた人は日本和装に行ったら気分が悪くなると思います。
 
 
しかし、

「他にはない着物や帯が買えたり、職人さんの話を聞けるなんて面白そう」

と思う人は日本和装はとても心地良い環境でしょうね。
 
 
以上が、日本和装の口コミや評判の紹介でした。
 


 

自分は着物に何を求めているのか?

「ただ着物を着れるようになるだけで良い。」
「着物の座学も学べたら嬉しい。」
「色々な着物の種類を見ていたい」

色々な情報が簡単に手に入る時代なだけに、自分が求めていることをしっかりと把握して目的に合った方法や場所で、着物道を楽しめると良いですね。

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